第55球「一から造る」(2001.12.28)

 TWINSの納会も無事終わり、今年一年の活動を無事終えることができた。有望選手の新加入や、怪我などで戦線離脱していた中心選手も帰ってくるので、来季の活動も非常に楽しみなものになりそうだ。彼らがコンスタントに参加し、活躍してくれることで、TWINSの戦力は飛躍的にUPすることになる。

 と同時に、今年活躍した選手はそれを「維持」し、今年活躍できなかった選手は「復活」することも大事なことだ。それが選手層の厚さにつながり、多くの試合をこなすことができる土壌になることなのだ。

 注意しなければならないのは、選手層が厚くなると、固定的なメンバーで試合を行うことが少なくなる。したがって一つのポジションを色々な選手が守ることになる。連係プレーや中継プレーなどは、人それぞれで「阿吽の呼吸」のようなものがあり、息をぴったり合わせることで、数々のビッグプレーが生まれてきた。それをどれだけ共有できるかどうか、が守備陣の課題となる、といえよう。

 選手数が増えることは非常に喜ばしいことではあるのだが、この部分、すなわち「阿吽の呼吸」がどうしても希薄になってしまいがちなので、ゲームノックや牽制プレーなど、また練習し直す必要があると思う。戦術にしてもまた然り。我々は基本的には「守り」のチームである。守りきる野球が来季もできるかどうかが上位進出のカギを握るはずだ。

 来年は多くの試合が組まれると思う。年間通じて15試合程度であった我々ではあるが、来季は、おそらく公式戦だけでも20試合近くまでいくはずだ。チャレンジマッチなどを含めれば30試合くらいまで行く可能性だってある。できるだけ多く参加して、できるだけ試合に出て、できることなら活躍したい、と思う。

 「明日は明日の風が吹く」。だから今季の成績というのは、あくまで過去のものだ。来季はまた一から実績を積み重ねていく必要が我々にはある。またグラウンドで会いましょう。そして来季のTWINSを一から造っていきましょう。来季は誰がブレイクするかなぁ・・・。今から楽しみである。そしてその中に俺も含まれているように頑張ります。