第211球「草野球というイメージ」(2005.5.17)

 「休日は何をやっているんですか?」「草野球です」「あ、草野球ですか!」「そうです」・・・。こんなやり取りをすることがよくある。ふと、一般的に「草野球」ってどんなイメージを持たれているのだろう・・・と考えると、なんか妙なやり取りだな、と思うことが有る。「あ、草野球ですか!」のイントネーションが微妙に低く感じる。

 TWINSがやっている草野球は、恐らく世間一般の考える草野球とは若干色合いが違ってくるのではないだろうか。運動不足気味のお父さんが、太った体を揺すらせながら、野球を楽しむ・・・。あれ、あんまりTWINSの野球(特に俺の野球)と変わらないか・・・?。いや、我々は大真面目に野球に取り組んで・・・いやいや運動不足のお父さんも一生懸命野球しているか・・・?。なんだか墓穴を掘ったような気がする。

 ただ、草野球として双方の野球というものを一つのカテゴリーに括ろうとすると、その熱意や拘り度合いは厳然と異なるものなので、やっぱり無理があるよな、と思う。そう考えると、草野球の世界はかくも広く奥深いものだ、といえるだろう。TWINSの野球を初めて観戦した人は、「凄いですね、こんなに一生懸命やっているんですね(上手ですね、と言わせられないところがまたウチらしいのだが)。」などと言われると、なおさらその思いは強くなる。

 あとはどれだけそれを誇りに思って、どれだけそれを継続できるか、なのだろう。これはTWINSの一つの存在意義であり、我々が集って活動する意味なのである。我々がTWINSのイメージを残せない時に初めてチームの存続について、言及せねばならないのだろう。まだまだそんなXデーがこないよう、頑固一徹、一戦一戦活動を積み重ねていく所存である。チームの熟成、TWINS野球の熟成、はこれからの大きなテーマだ。

 大事なのは草野球のイメージなのではなく、「TWINS野球」のイメージなのである。一つ疑問が解決したような気がしている。