第219球「自分の活かし方」(2005.7.11)

 言っちゃあ何だが、こと野球に関しては器用に色々こなす。TWINSではショートに固定されているものの、リトルリーグでは三塁を守り、シニアリーグ・高校野球では外野を守り、野球サークルには「ショートやってました」と嘘こいてショートを守り、会社に入ってからは「壊れそうにない」との理由でキャッチャーに任ぜられ・・・。挙句の果てには肩ができるのが早いとのことで、マウンドにも登ってきた。我ながらよくやるなぁ・・・と感心している。

 この器用さが逆に曲者で、チームからは「頼むからおとなしく(?)ショートで守ってほしい」なんて苦言も貰ったりもする。妙な安定感のある守備が評価されたのであろう。ショート守る身からすると、非常に嬉しい一言ではあるのだが、チーム事情を考えると、そうも言っていられなくなるわけで、その辺は微妙な使い分けが必要だな・・・なんて最近思う。

 どれだけチーム戦力を最大に活かすか、それがスタメンであり打順であり、ポジションだ。主将や監督は試合前にその悩みは尽きることはない。メンバー表に書き込み終わるその瞬間まで、腹括って書き入れるまで、悩むこともしばしばだ。それも本日の参加者を「最大限に活かす」ためには、どうしたらいいかの一点に尽きることなのだが。

 使い勝手のよさ、が自分のウリだと思っていた俺ではあるが、主将として、俺自身という駒をどう使うか、ということは意外と大きな意味を持っているし、チーム全体の士気に関わるものなんだな、と改めて実感することとなったのだ。いや〜やっぱり酒の力は大きいなぁ・・・TWINS決起集会での出来事である。

 しかしながら、俺はTWINS主将ですので、チームの状態に合わせて、何でもやらせてもらう覚悟はできているのである。それが今時点でショート固定、であるのなら、喜んで死守させていただく所存である。その駒を余計に動かさないよう、主将としての我慢が必要なのだな。腰の据わった采配を心がけていきたいと思っています。自分を活かす道・・・これからも模索し続けます。